赤ちゃんにあせもができでしまったら、
早く治してあげたいとママは思いますよね。
でも間違ったケアをすると、
悪化させることになります。
ここではあせもの治し方と、
あせもにベビーパウダーが効くかどうかを、ご紹介します。
⇒【あせもは保湿すれば治る!?】赤ちゃんのあせもの5つの予防法
目次
あせもの原因
あせもは、
汗の出口である汗孔(かんこう)がつまることで発症します。
汗孔がつまると、
汗は皮膚の内部にしみ出して炎症を起こします。
それがあせもとなるのです。
汗孔がつまる原因は、
汗にほこりやちりが吸着し、肌に刺激を与えるためです。
また肌のバリアが弱まっていると、
その刺激に耐えられないため、あせもを作ってしまいます。
汗をかいたらこまめに拭き、
肌のバリアを作るために普段から保湿する必要があります。
スクロールしてね!




















赤ちゃんのあせもの治し方の5つのポイント
1、清潔を保つ
あせもができてしまったら、
汗をかいたらこまめに拭くようにしましょう。
汗を放置すると、
さらにあせもが悪化する原因になります。
また汗で服がぐっしょりなら、着替えさせましょう。
汗がひどいときには、
シャワーを浴びさせることで汗を流すことができます。
このとき石鹸でごしごし洗う必要はありません。
1日に何回も石鹸を使って洗うと、
肌のバリアも壊してしまいます。
すると肌の水分が、どんどん失われてしまいます。
石鹸やボディソープを使うのは、
夜のお風呂の1回のみで大丈夫です。
またシャワーの浴びすぎも肌のバリアを壊してしまうので、
1日3回までにしましょう。
2、保湿する
赤ちゃんの肌はもちもちぷるぷるで、
しっとりしているように見えますが、
実は乾燥しているんです。
乾燥している肌は、
肌のバリア機能が十分でないために、
あせもができてしまうんです。
あせもができてもしっかり保湿をすることで、
あせもを治すことができます。
お風呂あがりや、シャワーを浴びせたあとは、
必ず保湿してあげましょう。
3、エアコンで汗をかかない温度に調整
暑い夏でも節電のため、
午前中は扇風機で過ごすというご家庭もあると思います。
でもあせもを治すなら、
エアコンを使って、汗をかかない温度にするのも重要です。
冷やしすぎると風邪を引く原因になるので、
28度~29度くらいに設定しましょう。
うちは28度では冷えすぎるため、
いつも29度くらいに設定していました。
ただずっとエアコンが効いた部屋で過ごすと、
発汗機能が十分に発達せず、うまく汗をかけない体質になってしまいます。
そのため低体温になり、
病気になりやすい体質になってしまいます。
なのであせもが治れば、
エアコンを使わない時間を作ったりしましょう。
⇒【低体温は病気になりやすい!?】低体温の4つの原因と自律神経の関係
4、吸水性のよい服を着せる
赤ちゃんには、
汗をよく吸収する衣服を着せるのがおすすめです。
かわいいデザインの服は、
意外と吸水性が悪かったりするので、
デザインより素材にこだわりましょう。
やはり綿(コットン)素材の衣服は、
汗をよく吸収してくれます。
家の中であれば、
吸水性の良い肌着1枚で十分です。
また外に出るときは、
生後5ケ月以降なら肌着を着せずに上下分かれた衣服のみでOKです。
生後5ケ月以内なら、
おしゃれな肌着1枚で外出しましょう。
ただ冷房対策に、薄手のブランケットを忘れずに。
⇒【赤ちゃんの夏の服装はロンパース1枚でOK!?】着せ方と冷房対策
5、あせもがひどい場合は薬に頼る
軽いあせもであれば、
薬に頼らず、ちゃんとケアするだけで治ります。
でもひどいあせもは、
薬に頼ったほうがすぐに治すことができます。
あせもがひどい場合は皮膚科に行けば、
ステロイドを処方してもらえます。
ステロイドには弱い、普通、強いというランクがあり、
あせもの部位や症状により、処方される薬が違います。
市販薬を使用する場合は、
薬剤師さんに相談することをおすすめします。
⇒赤ちゃんのあせもに効くのはどれ!?ワセリン、ヒルドイド、ステロイド、アズノールの違い
ベビーパウダーであせもは治る!?
あせもはベビーパウダーで、
治すことはできません。
あせもができている状態でベビーパウダーをつけても、
意味がありません。
ベビーパウダーは、あせもの予防に適しています。
ただ体が乾燥した状態で使わなければ、
効果を発揮しません。
つけた後に、さわってサラサラした感じであればOKです。
もしサラサラでなければ、
つけるタイミングが間違っています。
また厚くぬりすぎると、
汗孔が塞がれてしまうので、逆にあせもの原因になります。
なので個人的にはベビパウダーより、
保湿をすることをおすすめします。
保湿をするほうが、簡単にあせもを予防できます。
まとめ
あせもの原因は、
汗孔がつまって炎症を起こすことで起きます。
炎症を起こさないたまに、
普段から汗をこまめに拭いたり、
着替えさせるようにしましょう。
また保湿をおこたりがちなので、
しっかり保湿してあげることが大切です。
あせもができてしまっても、
保湿をしっかりしてあげましょう。
軽いあせもであれば薬を使用しなくても、
ケアをしっかりすることで治すことができます。