ヘルパンギーナという病気をご存じですか?
小さい子供がいると、幼稚園や保育園で流行し、
耳にしたことはあると思います。
ヘルパンギーナは通常下痢の症状はでないのですが、
まれに下痢を起こすこともあります。
ここではヘルパンギーナの症状と、
手足口病との違いをご紹介します。
⇒手足口病はプールで感染する!?プールに入れるのはいつから?
ヘルパンギーナの症状
潜伏期間は2~4日で、
突然の高熱(38~39℃)、口の中に口内炎・喉に水泡ができます。
また喉に炎症を起こし、いわゆる夏風邪の一種です。
ヘルパンギーナは鼻水や唾液、接触、排泄物がから感染します。
感染力が強いのは発熱時ですが、
解熱後も排泄物にウイルスが3週間ほどは検出されるので、
乳幼児のお世話には注意が必要です。
まれに下痢をすることも!?
ヘルパンギーナの症状には下痢はありませんが、
風邪を併発して鼻水や咳、下痢などをする場合があります。
下痢はウイルスを排出するために起こる事があるので、
どんなウイルスや細菌であっても起こる可能性を持っています。
症状としてはそこまでひどくならず、
軽い症状で2~3日間で治ります。
なので風邪を引いて口内炎ができ、
下痢をしていると思ったら、
ヘルパンギーナだったということもあります。
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ヘルパンギーナの治療
現在ヘルパンギーナのに効く、
抗ウイルス剤やワクチンはありません。
特効薬などないので、
症状に合わせた薬が処方されます。
高熱が出るので、
脱水症状にならないように水分補給をこまめにしましょう。
口内炎があっても食べやすい物をこちらで紹介しているので、
参考にしてみてください。
⇒手足口病におすすめの食事。幼児が食べやすいもの5つ
いつから登園・登校できる?
ヘルパンギーナは、出席停止の定めがありません。
高熱が下がり、口内炎が回復して、
通常の食事が取れれば、登園・登校しても大丈夫です。
手足口病との違い
口の中に水泡ができることから、
手足口病と間違えやすいです。
⇒【手足口病は大人も感染する!?】子供が感染した時の対処法と予防法
手足口病の場合はほとんど発熱することはないですが、
ヘルパンギーナは高熱がでます。
高熱が出た場合は、
ヘルパンギーナを疑った方がよいでしょう。
お医者さんでも見分けがつきにくいことがあるので、
病院に連れていくことをおすすめします。
ヘルパンギーナの予防法
やはり手洗い、うがいの徹底が1番の予防法になります。
タオルやコップの共有による接触感染をするので、
共有は避けましょう。
また乳幼児の場合はオムツを替える時は、
十分に注意しましょう。
夏バテで体力が落ちていると感染しやすくなるので、
睡眠をしっかりと取り、栄養バランスの良いものを食べさせるようにしましょう。