妊娠中も辛い頭痛や腰痛に悩まされ、
薬に頼りたくなります。
でもちょっと待って!
妊娠中は自己判断で市販薬を飲むと、
お腹の赤ちゃんに影響をもたらすことも。
ここでは妊娠中に飲んでも良い痛み止めと、
飲んではいけない痛み止めをご紹介します。
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妊娠中の痛み止めの服用について
妊娠中でも、
頭痛や腰痛などの痛みに襲われることがありますよね。
でもそんな時、
薬を服用してよいか迷いますね。
もちろん妊娠中に、
医師に処方してもらったものであれば飲んでもOKですが、
市販薬は必ず確認してから飲む必要があります。
妊娠中はNG!アスピリンを含む痛み止め
痛み止め・解熱剤で使用される有効成分のうち、
アセチルサリチル酸、いわゆるアスピリンを使用した痛み止めは、
妊娠中の服用はNGです。
市販薬ではバファリンやバファリンルナ、ケロリンなどです。
妊娠中の腰痛は生理痛に似ているので、
妊娠初期であればバファリンルナなどが、
頭に浮かぶかもしれません。
でも妊娠初期にアスピリンを含む薬を服用すると、
奇形児が生まれるリスクが高くなります。
また妊娠後期である、
出産予定日12週以内の妊婦の服用もNG!
服用すると、妊娠期間の延長、動脈管の早期閉鎖、
子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加につながるおそれがあります。
妊娠初期や後期でなくても、
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、
投与しても良いとされています。
なので医師の判断で投与されたときは、
飲んでも良いということ。
ちなみに授乳中の服用も、
自己判断での服用は避けましょう。
スクロールしてね!
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注意が必要!アセトアミノフェンが含まれる痛み止め
アセトアミノフェンが含まれる痛み止めには、
ロキソニンやカロナールがあります。
妊娠中に飲んでも、安全と言われている薬です。
私は痛み止めといえば、
ロキソニンというイメージです。
とりあえず、頭痛、歯痛があれば、
「ロキソニン飲んどきや」と、
親や友人によく言われていました。
ちなみにロキソニンとカロナールの違いですが、
カロナールの方が、やさしい成分でできており、
インフルエンザの時にも飲んでも良いとされている薬です。
強い痛みを止めるならロキソニン、
熱もあるならカロナールがおすすめです。
ただ妊娠中の服用については、
ロキソニンもカロナールも注意が必要です。
妊娠後期(出産予定日12週以内)に服用すると、
赤ちゃんの動脈管が収縮し、
「新生児遷延性肺高血圧症」を引き起こす可能性があります。
動脈管収縮し、閉鎖すると胎児が死亡する原因になることがあります。
妊娠中に飲んでも安全と言われていますが、
自己判断で飲むのはやめましょう。
まとめ
- アスピリンを含む痛み止めは妊娠中に飲むのはNG!(医師から処方されればOK!)
- アセトアミノフェンを含む痛み止めは妊娠中に飲んでも良いが注意が必要(妊娠後期)
妊娠中は薬の服用に対して敏感になりがちですが、
妊婦とわかって医師が処方したものは、
飲んでも大丈夫といえるでしょう。
ただ絶対に安全かというとそうではなく、
薬の効果の方がリスクよりも上回ると、
処方されることがあるのもお忘れなく。
薬は良い面もあり、悪い面もあります。
ただあまりにも敏感になって、
薬を我慢するより、薬を飲んで楽になった方が、
快適に過ごせます。
危険なのは自己判断による、薬の服用です。
肩こりや腰痛が辛いときは、
一度検診の時にでも、医師に相談しましょう。