熱中症対策には水分補給といいますが、
どんな飲み物がおすすめなのでしょうか?
大人であればスポーツドリンクを飲む人も多いですが、
子供にもスポーツドリンクを飲ませても大丈夫なのでしょうか?
ここでは熱中症対策におすすめの飲み物と、
水分補給をするタイミングをご紹介します。
⇒【子供の熱中症の症状に注意!】けいれん、嘔吐、発熱、下痢の対処法
熱中症予防の水分補給
熱中症は、高温の環境に長時間いることで、
体温調節機能が乱れるために起こります。
熱が体にこもり、急激に汗をかくことにより、
体の中の水分や塩分、ミネラルが失われてしまいます。
また湿度が高いと汗が蒸発せず、
熱がこもったままの状態になってしまい、
熱中症を引き起こすのです。
熱中症になると、
めまい、けいれん、吐き気、頭痛、
意識障害などの症状を引き起こします。
そうならないために、
長時間炎天下にいるのを避け、
水分補給をすることで、熱中症を予防しましょう。
熱中症対策にスポーツドリンクはNG!?
熱中症の予防にスポーツドリンクを飲む人もいますが、
子供に飲ませるのはおすすめできません。
アクエリアスやポカリスエットなどのスポーツドリンクには、
糖分が多く含まれています。
そのため子供にたくさん飲ませてしまうと、
虫歯や肥満の原因になってしまうんです。
もし飲ませる場合は、
2倍から3倍に薄めて飲ませるようにしましょう。
スクロールしてね!




















子供の熱中症対策におすすめのドリンク2選
1、麦茶
熱中症対策には、
ミネラルの入った麦茶がおすすめです。
ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)は、
体温調節をするために必要な栄養素です。
ミネラルが不足すると、
うまく体温調節ができずに、熱中症を引き起こしてしまいます。
またミネラルは体内で生成することはできないので、
食事から摂取する必要があります。
また麦茶には、
体温を下げる効果があります。
そのため暑い夏の熱中症対策に、
有効な飲み物といえるでしょう。
ちなみにミネラルが入ったミネラルウォーターには、
体温を下げる効果がありません。
なので麦茶の方が、
熱中症対策にぴったりと言えますね。
夏場は毎日麦茶を飲むことで、
さらに効果をアップしてくれます。
2、OS-1
経口補水液OS-1(オーエスワン)は、
熱中症対策の定番の飲み物です。
子供が病気になり、
発熱、嘔吐、下痢などを引き起こした時の水分補給にも、
ぴったりの飲み物です。
塩分が、500mlに1.5g含まれています。
なので不足しがちな塩分を、
これを飲むだけでしっかり摂ることができます。
ただ塩分が多く含まれているため、
麦茶のように常に飲むのはおすすめできません。
飲みすぎると、塩分の摂りすぎになってしまいます。
OS-1は、長時間外に出る前後や、
外で遊んでいる最中に飲むと良いでしょう。
また味がおいしいとはいえないので、
子供が嫌がる可能性が高いです。
うちの子供は嘔吐してぐったりしているときは、
仕方なく飲んでいましたが、普段なら絶対に嫌がります。
子供の反応をみて、飲ませるかはママやパパが判断してくださいね。
飲み物の温度や飲むタイミングは!?
暑いからといって、
水筒に氷をたくさん入れてキンキンに冷やす必要はありません。
体への吸収が早く、クールダウンに効果的な温度は、
5℃~15℃です。
1日冷蔵庫で冷やした麦茶で、
だいたい5℃くらいです。
なので氷を入れる必要は、ありません。
水分補給をするタイミングは、
大人であればのどが渇いたと思う前に飲むのがベストです。
ただ子供の場合はその判断ができないこともあるので、
2時間に1回水分補給をさせるのがおすすめです。
外で遊ぶときは遊ぶ前と、遊び終わった後はもちろん、
遊んでいる最中にもこまめに水分補給をさせましょう。
外にいるときは、
20分から30分に1回水分補給させましょう。
経済的にも麦茶がおすすめ
麦茶は夏場なら、
毎日作る家庭も多いのではないでしょうか。
熱中症対策には、水出しでも煮出しでも効果は変わらないので、
作り慣れている方法で大丈夫です。
子供は遊びなどに熱中すると、
水分補給を怠りがちです。
ママやパパがこまめに水分補給をするように、
声かけをしましょう。