新生児黄疸ってご存知ですか?
産まれて2~3日後に、赤ちゃんの肌が黄色くなる現象です。
ほとんどの赤ちゃんが、生理的黄疸が出て、
肌が黄色くなります。
これは普通の現象で、病気ではありません。
ただ一部の赤ちゃんは黄疸がひどく、
治療が必要な場合があります。
ここでは黄疸の原因と種類について、
ご紹介します。
なぜ黄疸がでるの?
なぜ赤ちゃんの肌は黄色になるのでしょうか?
それは、血中のビリルビンが過剰になるからです。
ビリルビンとは、赤血球が破壊された時に発生し、
肝臓で処理されます。
肝臓が未発達な赤ちゃんはビリルビンを処理しきれず、
それが血中に流れ出て、肌が黄色くなります。
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黄疸の種類
1、生理的黄疸
9割の赤ちゃんにでる現象です。
生後2~3日後に現れ、7~10日後には消えます。
ひどくならない限り、特に心配いりません。
2、母乳性黄疸
完全母乳の場合は、黄疸が生後1ヶ月まで長引くことがあります。
母乳には肝臓の酵素の働きを弱める成分を含んでいるため、
黄疸が長引いてしまいます。
これを母乳性黄疸といい、こちらも特に心配はいりません。
3、血液型不適合
こちらは少し注意が必要な黄疸です。
ママと赤ちゃんの血液型が異なると、
母体に赤ちゃんの赤血球に対する抗体を作ります。
この抗体が赤ちゃんの赤血球を破壊し、
血中に処理できないビリルビンが多く残り、
黄疸の原因になります。
産まれてすぐに黄疸がでて、
重症になる可能性が高いので、
お医者さんに相談しましょう。
4、核黄疸
ビリルビンが非常に多いと、脳に入り、
沈着する恐れがあります。
早めに治療をしないと、脳に障害がでることも。
赤ちゃんがぐったりしてたり、
母乳やミルクの飲みが悪い時は、
お医者さんに相談を。
危険な黄疸の判断
自分で判断するのは、正直難しいです。
生理的黄疸なのか?
母乳性黄疸なのか?
自己の判断で母乳をあげるのをストップしないように。
様子がおかしいと思ったら、お医者さんに相談するのが1番です。