妊娠中に葬式に参列してはダメって知っていますか?
私はたまたま育児雑誌を読んで知っていたのですが、
それを知らない友人が参列して、
義祖母に怒られたという話を聞きました。
ここでは参列してはいけない理由と、
参列する時の注意点をご紹介します。
妊婦の葬式の参列はNG!?
私たちの祖父母の世代だと、
「妊婦は葬式に参列するな!」
と考えている人が少なくありません。
それはなぜなのでしょうか?
理由は大きくわけて2つです。
1、昔からの迷信
昔の人は死者を葬る儀式や、それにまつわる場所は、
古くからけがれたものとしていました。
なので葬式やお墓に妊婦が行くことを、
厳しく規制していました。
今でもお葬式から帰ると、
玄関先で塩をまいて体を清めるのはその為です。
また昔の人たちは「死」そのものに対する恐怖があります。
地域により諸説色々ありますが、
死者の魂がお腹の赤ちゃんを道連れにしようとするという説があります。
なのでお腹に手鏡を入れて葬式に出席すれば大丈夫、
という迷信もあります。
ちなみに鏡の向きは外側に向け、
霊をはね返すとしていることが多いようです。
2、体調を考慮して
昔は疫病などによる死者が多かったため、
妊婦が感染するのを防ぐために迷信ができたという説があります。
また現代にも言えることは、
葬儀は立ちっぱなしや座りっぱなしが多いため、
体への負担は大きいです。
妊娠中はつわりがあったり、
お腹が張ったりと、体調も変わりやすいので、
体への負担も大きいです。
亡くなった方とのお別れも大事ですが、
新しい命になにかあっては大変なため、
妊婦は参列するなと言われます。
スクロールしてね!




















妊娠中に参列する場合に注意すること
1、参列していいか確認をする
お通夜や葬儀に参列する前に、
妊婦でも参列してもいいか確認した方が良いです。
妊婦の参列を快く思っていない人は、今もいます。
自分の身内が亡くなった場合は両親や祖父母に、
夫の身内が亡くなった場合は義両親や義祖母に確認しましょう。
2、夏でも寒さ対策を忘れずに
お腹が大きい妊婦さんであれば、
喪服でなくても黒や紺の服であれば大丈夫です。
冬の場合、葬儀場は暖房が入っていても冷えます。
また夏の場合は冷房の効きすぎで冷えることも。
必ずストールやカーディガンを用意し、
体を冷やさないようにしましょう。
妊婦は疲れやすいので無理はしない
妊娠中に葬儀に参列するかしないかは、
個人の判断になります。
体調が悪いのであればしないのが無難です…。
もしするのであれば、
体調に十分配慮し、無理は絶対しないようにしましょう。
無理して参列しても、
亡くなられた方も嬉しくないはずなので…。