妊娠すると30~40%の妊婦さんが鉄欠乏症になり、
貧血になります。
貧血になるとお腹の赤ちゃんやママに、
影響を及ぼしてしまします。
出産時に出血が止まらなくなり、
輸血が必要になるかも!?
ではなぜ妊娠中は、貧血になりやすいのでしょうか?
ここでは妊婦が貧血になる原因と対処法を、
紹介します。
⇒妊婦の貧血改善には鉄分だけではNG!? ビタミンCと葉酸を摂ろう!
目次
妊婦の貧血が起こる原因
貧血は、血液中の酸素を運ぶ赤血球が少なくなることで起こります。
妊娠するとお腹の赤ちゃんに酸素と栄養を運んだり、
出産時の多量出血に備え、全体の血液量は増えます。
それに対し赤血球は増えないので、
赤血球の濃度が薄くなり、貧血になりやすくなります。
またお腹の赤ちゃんもお母さんから酸素と栄養をもらうので、
鉄分不足になり貧血の原因となるのです。
貧血になるとふらついてお腹をぶつけたり、
転んでしまう可能性があります。
貧血のまま出産すると血圧が下がりやすく、
出血多量で意識不明になり輸血が必要になるかもしれません。
そのようにならないためにも、
貧血予防を早くからするように心がけましょう。
スクロールしてね!
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妊婦の貧血を簡単に予防できる食事の4つのポイント
1.鉄分を多く含む食材を食べる
- 赤身の肉や魚、レバー
- ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜
- ひじきやあおのりなどの海藻類
- 豆腐や納豆などの大豆製品
これらの食材を積極的に、食べるようにしましょう。
2.造血作用のあるタンパク質を摂る
玉子、肉、魚など タンパク質はヘモグロビンの材料になります。
ヘモグロビンとは赤血球の中の血色素で、
酸素の運搬に重要な役割を担っています。
鉄分だけでなく、
動物性タンパク質も必ず一緒に食べましょう。
3.鉄の吸収を高める食材を一緒に食べる
鉄分の吸収率をよくしてくれる、
ビタミンCを一緒に食べましょう。
大豆やほうれん草の吸収されにくい鉄分を、
吸収しやすいように手助けしてくれます。
レモンやゆずなどを絞って、
料理のアクセントにすると良いですね。
ちなみにビタミンCは水溶性で、
体に蓄えることができません。
朝昼晩と、ビタミンCは必ず摂るようにしましょう。
4.吸収を阻害する食材を避ける
鉄分の吸収を邪魔するのがタンニン。
コーヒー、紅茶、緑茶に含まれているので、
食事中には水を飲むようにしましょう。
食後1時間ほどあけてから、
コーヒーなどは飲むようにしましょう。
妊婦の貧血は普段の食事を意識して改善する
普段の食事を少し意識するだけで、
改善することでがきます。
鉄分を摂るのを意識するだけではなく、
一緒にタンパク質やビタミンCと摂ることで、
鉄分の吸収をよくし、造血作用が働きます。
また吸収をよくするために、
食事の前後1時間はタンニンが含まれる飲み物を、
飲まないようにしましょう。
たったこれだけで、
鉄分の吸収がよくなり、貧血の改善へとつながるでしょう。
私は妊婦健診で貧血気味と診断され、
鉄剤を処方されました。
鉄剤を飲むとあまり体調がすぐれなかったので、
鉄剤を処方される前に、
きちんと鉄分を摂る食事をしておけばよかったと後悔しました。
みなさんも後悔しないように、鉄分を多く摂る食事をこころがけましょう。